8/1東福さんのお話-cafaにて-
皆様お疲れ様でした。
CAFAでの東福さんのお話を
ざっと流れに沿って述べときます。
 

・美術館の曲線に何か意味があるのだろうか?(つまり都市へのメッセージは?)
→都市に問いかけるなど、社会的な意味はなく、contexturism的なイメージである。
中国で、はじめてのまとまった美術館であり、うまく成功すれば第一人者となれる。
そういう東福さんの思いがあるようだ。これは、FRONTIER精神である。
また、中国はダイナミックでおもしろい場所として感じてはいるが、
北京に関しては、日本人として多少距離を置いて見ているようである。
(第三者的な感覚)

・中国の建築に関して・・・?
→中国の建築は、基本ラーメン構造であり、プログラム的な視点からのアプローチは中国人には理解し難い。躯体を買って内装は自分たちでやるのが中国流である。その際、建材城を利用する。そこの雰囲気は・・・、ずらりと並んだデスクでCGを立ち上げる人たちがいて、それを見て建材を選ぶ。

 中国建築の現状は、とりあえず提案することから始まる。「こんなのつくるのです!!」とインパクト勝負のパース作成が中国の方法である。そして、今は、オリンピックまでに多くのプロジェクトを仕上げようとしている。これは、日本の新幹線と同じではないだろうか。万博に関しては、上海という都市への大きな影響力はないようだ。上海は東京の劣化コピーといえるので・・・。

 
・中国の社会的状況は・・・?
→共産党がやるといったらやらねばならない。その一例として、上海のリニアモーターカーがある。CCTVの計画が立ち上がったときは、中国人は反対していたが、つくられてしまう。
 CCTVに関しては、プラン上の根拠がある。きちんと考えれば、テレビ局としてプラン的に導き出された形なのである。
 
 中国では世代論が日本より明確であり、政治的な面が大きい。田舎をおさえて都会を伸ばそうとしている。個人のデータを役所が管理しいることなどからも、国内に植民地を作っているようなものである。
 
 現在の中国というのは、日本での戦後十数年後とバブル期が同時に来た状況である。日本のバブル期は海外からの影響はなかった。一方、中国は海外から積極的に取り入れようとしている。INDIES的楽しさがいまの中国にある。また、日本の企業は戦後コピーから始まった。中国も同じだと考えられる。しかし、コピーの後は淘汰の時代が待っている。それを乗り越える必要がある。
 現在は、中国人の思考転換期といえるだろ。しかし、それはすぐにはできないことである。

・付け足し
五つ星のホテルは五つ星レベルの人に頼んでしまう。また、そういった人は五つ星の環境に慣れているため、扱い方を知っている。
例;谷口吉生

かつて北京に関してコルビジェは大絶賛した。

説得力、論争力、突破力に優れている中国人。
面子を保つのが重要。まあ喧嘩はしかたないか・・・。


→文革→天安門→近年のバブル
    やってられるか!!海外へ行ってやる!!と、多くの若者が海外へ。


〈感想〉
 劉さんの話も含めて、都市について、ものすごく頭を使った一日であった。
デザインから都市に問いかけるのではなく、
別の方法で今の中国に呼びかけたいという劉さんの気持ちが伝わってきた。
しかし、非常に難しく、今の自分では頭がパンクしてしまいそうだ。

 都市について考えてみると、例えば東京(日本)の特徴の一つとして安全性があるだろう。
安全性に関連して自動販売機がある。
おでん缶など、自動販売機中身でその都市を述べることもできる。
コンビニの商品でもその土地の特徴が生じている。

 では、中国の特徴は何であろうか?
その一つに結束力が挙げられると思う。
それでは、北京の特徴はなんだろうか?
巨大な国の中心地として、国内や海外に何かを発していく都市、
なのだろう。
そしてそれに市民が限られた中でどう関わっていくか。
 悠久なる中国だからこそできるダイナミックな計画、
それはなんなのだろうか。
文化革命で途切れたとはいえ、長い歴史を背景に一体感を醸し出す民族、
一体どんな可能性を秘めているのだろう。

(まとめ)
聞くは一生の恥!!by Arata
[PR]

by uaaworkshop2006 | 2006-08-02 12:23 | ハセガワ


<< 訪問会二回目      劉さんレクチャー >>