タグ:方向性 ( 3 ) タグの人気記事

アピール
昨日は第三回のプレゼン。
今回はOMAの白井さんがいらっしゃった。
〈概略〉
コンセプト自体は前回の延長線にあり、
グローバル化を糧に、逆に世界を飲み込んでいく中国を示してみた。

具体的なものはここでは省略し、白井さんのコメントをまとめてみた。
色々なやり取りもあったが、そこは省略しました。

_______________________________________

何をしたいかを明確にしてやっていった方が良い。
その際に、良い言葉は良いコンセプトを伴う、ということに気をつけるとよいのではないか。
新しい切り込み方を考えるものいいが、比較という方法もツールとして使ってもいいだろう。
そこに古さを感じることはないと思う。
1.絶対他の国では見られないもの。
2.どこにでもあるもの。
3.それらの中間。
これら三つを見て、グローバルとしての中国の位置づけを考えてみてみるのも一つの方法である。
北京ならではの言葉を見つけよう。

Rem Koolhaasは言葉選びが天才的である。
基本姿勢(ポジティブな見方)は、ずっと変わっていない。
とにかく楽しいことが好きな人である。
それは、都市や建築に対しても同じである。
「建築で楽しいことをする⇔都市で膨大な楽しさを集める」というスタンスである。
10年前に中国の本を書いたが、ポジティブな見方をしていた。これは今も同じだと思う。

面白さを知的な考察で掘り下げてもいいのではないだろうか?

「Beijing Mutation」に伴い、今の中国は色んなものがミックスされる環境が生じている。
そこには可能性を感じる幅が広がっている。

コルビジェの言っていた北京のすごさは全てが理路整然とした都市である。
しかし、その理路整然さは主に道路であり疑問を感じる。
中国、ヨーロッパ、日本の特徴を簡単に言うならば以下のようになる。
・日本:concept
・ヨーロッパ:一枚一枚描いた絵のよう 
・中国:大量(大規模)印刷

劉さんがおしゃっていたことも載せておきます。断片的なのはご了承を。

今の中国は進行中である。そこには生のものが見える。出来上がった彫刻に感動するのとは違う、面白さがある。
日本に行って感じたことの一つに以下の違いがあげられる。
・東京:点と点。駅と駅の間のイメージがない。
・中国:連続的である。

都市へはシステム的な面を考えていきたい。


再び白井さんのコメントです。

〈作品を作るにあたって〉

「アピール」というものが、建築にしろresearchにしろ重要である。
それには言葉選びが重要である。
特徴の持たせ方。
Rem Koolhaasの偉大さはここにも感じられる。

今の北京にはglobalizationが思わぬ方向に向かっている。
単に都市の良し悪しでなく、「どういう可能性があるか」が重要である。
そこには良い可能性が秘められているのである。

考えをまとめるには、本の作成が有効である。
本を作る際には、「どう見せるか」を考えなくてはいけない。
これを考えることで、brush upされる。


〈追加〉
外国で建築をやるということに関しては、
単純に言葉の面においてもそうだが、「郷に入っては郷に従え」である。

時間の関係上、感想は省略しました。
また後で追記します。
[PR]

by uaaworkshop2006 | 2006-08-09 11:20 | ハセガワ
第2回プレゼンテーション
8月4日、今日は第2回プレゼンテーションの日でした。今回は個々ではなく合同発表の形式をとりました。ざっとですが以下が内容です。

ー天体観測ー

中国では古来より、星を占いに使っていた。
彼らは一見無関係に見える星と星とを繋げて、そこに新しい意味を見出した。
星宿(日本では、星座と呼ばれる。)である。
私たちも、同じことをしたい。
北京にちらばる、21世紀の新しい都市の可能性。
それらを集めて、新しい意味を見つけてみたい。

・北京の現状
今の中国は都市の成長スピードと人の営み・ライフスタイルの変化のスピードがずれている。そこに新たにどんどん新しい建築が建てられてはいるがそれはソフトを伴わない単なるブラックボックスでしかない。そびえ立つ高層ビルのように上だけをみて成長していくのではなく、足元にあるものを見つめ直すべきである。
・ ソフトについて
都市における危機的状況を把握して建築をつくる
問題を見つけ出してそれに対しての解決策を考える
果たしてそれだけで良い建築はつくれるのだろうか?
進化している都市にこそ困難/満足できない部分がある。

転換期にある北京の特徴/本質とはなんなのか?それを一つの都市ではなく一つの現象としてとらえる。多様な切り口でその現象をとらえていくなかで、全体の様々な部分の構造/仕組みが見えてくる。そういった部分の集合体こそが都市全体を律する。

今まで都市/建築を語るうえで視野に入らなかった部分が新たなプロセスを考えるうえでの要素/基盤となる。最終的な目標は新たな価値観を作り上げることではなく可能性の広がりを感じること。             

具体的な今後の活動方針としては、写真をあるテーマによって撮り、それらを集めて分析することで、その中にある意外なつながりを発見していき、関連付けていく。
今日のプレゼンテーションでは
・都市化の副産物
・POWER
・Energy Consumption Vision
・グリッド
という4つの違ったテーマでこれまで撮った中から写真をピックアップしてみた。
都市化の副産物は、かなり限定的なテーマで、集めてみた。
POWERは特に中国の発展の原因と未来を推測できるテーマだと思う。
Energy Consumption Visionは都市の中のさまざまな動きを、エネルギー消費という視点で捉えてみた。
グリッドはそれらからいったん離れてまず形のみに注目し、意外な連鎖を狙っている。
この4つのテーマはあくまでスタディであり、今回は敢えてバラバラなテーマを提示してみた。

プレゼンの中であがった意見。
・ テーマが抽象的すぎる
・ 主観が入ってしまう可能性がある
・ 表層的な話で終わりかねない
・ どこにでも収束できてしまう
・ でき上がった成果物を見た人が自由にカテゴライズしていけるようなもの
・ 読み替えられる自由さ
・ 政治的、戦略的、システム的なものを意識したテーマが必要

今回のディスカッションの中で大きな主題のひとつとなったのは「第3者からの立場」という言葉でした。つまり、北京を第3者の目線から見てしまうと非常に危険だということ。状況を把握していない状態で切り口をつくってしまうと誤解が起こる。私たちは今回のワークショップにおいて、東京との比較をしたり、違和感を感じたことに対して問題を提起するのは間違っていると考えていました。それこそ第3者の立場でしかモノを見ていないし表層的にしか都市を見ることができないと感じています。だから今回の4つのテーマは敢えて政治的、国家的なところから全く離れ、もっと身近に人に近いレベルから見つめ直してみたのですが、選んだテーマが抽象的過ぎて逆に表層的な結果に陥る危険性があるという指摘もありました。
第3者という線引きをどこにすればいいのか、その境界が自分たちでもまだよく掴めてはいません。表現の方法ひとつとってもその立場は一転しかねないため、言葉の選択の仕方がかなり重要になりそうです。
[PR]

by uaaworkshop2006 | 2006-08-05 20:39 | ピンピン
八月に入りました
さて、今日から本格的に方向性を見定めつつ進んでゆける段階に入っていこうと思います。

兎にも角にも、昨日はみなさんお疲れ様でした。
皆がどんな考えを持っているのか、それぞれの視点などもおぼろげながら掴め、私自身の考えも何とか伝わったのではないかと思います。

昨晩皆が持ち出した疑問点や着眼点は、それぞれに突き詰めれば面白いと思います。
でもその中で四週間というリミットを考慮し、短期間では到底到達できない問題などもありましたので、そこらへんを見極め、広く手をつけるより、焦点を絞って成果の精度を上げていきましょう。

昨日のキーワード
●中国の社会体制と建築、人民の関わり
●世界における中国
●宗教との相互関係
●中国人の身体スケール
●人々(インサイド)と社会・経済・都市(アウトサイド)との格差、歪、発展スピードの開き
●建築における次の展望
●マーケティングから見た中国
●中国内部から見た北京、またその未来とは
●日本人と中国人の捕らえ方の違い
●表層の世界

等等。
これらの解答が見つけられるかは分からない。だがそのきっかけ・切り口を見つける、また打破できる可能性を今回の活動で発見、考案することが出来るのではと考えている。
[PR]

by uaaworkshop2006 | 2006-08-01 10:46 | チヒロ