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2006年8月7日(月)の日記
毎朝建外SOHOのエレベーターが凄い混んでいます。
聞いたところによると、入居率がまだ低いので、引越しでエレベーターが壊れると嫌だから最終調整をしていないというのが理由らしい。(論理的にややこしい文章だナァ)
投機的な買占めの影響がこんなところにも……

《今日の報告》
午前中はこれまで撮った写真の整理と第7回真剣会議。
具体的なテーマが決まり、翌日のプレゼンの方向も決定しました。
午後はこのワークショップで初めてメンバーが別グループ行動をしました。
タシマ&ハセガワが西単の方、金融街と四合院へ市内視察。
ピンピン&ヨコヤマが留守番でした。留守番中はプレゼンの為の資料作りをしていました。
夕飯後は鄭さんの都市計画の授業でした。

《授業要約》
都市計画について建築家がしっておくべき話題、ということで行われた。
まず法律と制度についての説明があった。興味深かったのは都市設計者には甲乙丙の3段階の資格があり、更に国や大学でそれぞれ都市計画をしているが、都市設計は非常に多岐にわたり、分業が出来ているということだった。
次に最近の都市計画の注目点として、人口と可持続発展、区域発展のバランス、快速都市化(どの街を優先的に都市化させるのか?)、都市の現代化、住宅産業と都市発展、オリンピックと北京の都市計画、上海万博、高速交通ネットワーク、資源とエネルギーの調達、などのテーマについて説明があった。
やはり北京の都市計画に質問は集中した。北京は都市構造だけ見ると天安門、つまり2カンの内側を中心にした一極集中+放射状発展都市のように思えるが、その区域は歴史的に価値があるものが多く、非常に発展が阻害されてしまう。現在北京は6つの中心をもつ他中心な都市へと移行しつつあり、CBDも勿論その6つのうちのひとつである。

《今日の思考》
最近はずっと都市について考えている。
これまでの設計の時にはあまり都市については考慮していなかった。
しかしUAAやこのワークショップで活動していると、確かに「建築家は都市について語るべきだ」とも思うようになる。
それは「建築だけでやれることの限界」を越えるために都市というもう一段階広いステップに進む、という考えではなくてヨコヤマが都市について抱いているのは単純に建築をもっと面白くしてくれるはずだ、という期待である。
様式について考えていた人々は、建築の持つ対外的な影響力を考えていた。
空間について考えていた人々は、建築の持つ対内的な影響力を考えていた。
都市について考える人々は、建築それ自体が持つ意味と社会的な影響力を考えるだろう。
都市は広い。多分どんな工学よりも大きいものを扱っているだろうこの分野の考え方はちょっと怖い。
「なんかやだなぁと思ったら道路引いちゃってそこの建物が壊れる。満足ですよ。」と鄭さんは言っていた。
しかし建築だって道路の性格や立面の統一感、或いは非統一感を規定する。もしかしたら都市の軸線を作り出すかもしれない。
建築に込められる意味のひとつには、都市がある。

《今日のまとめ》
読む気がしない。

by uaaworkshop2006 | 2006-08-08 12:06 | ヨコヤマ


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